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亡国の子育て自己責任社会
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「自助、共助、公助、そして絆」。 性懲りもなく、新しい首相がこんなスローガンを掲げる中、三十歳以下の女性の自殺が、去年に比べ74%も増加していると聞いて打ちのめされる思いです。 自助、共助、公助 …と、「自助」を真っ先に押しつけているという... -
出口の見えないトンネル
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人生の中で、親の死に直面する頃初めて思い知らされること。若いころには、想像すらできなかったことのひとつに相続の問題があります。わたしの場合、3年前に父を、去年、夫の父を亡くしました。夫の父の場合は、相続人の数も少なく、旧家であることから... -
信じてまっせ。大阪のみなさん。
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かつて私は「平成の大合併」を市町村職員として経験しています。私がいた自治体は、小規模ながら先見性があって住民投票と選挙の二度にわたり民意を表明。あらゆる合併圧力を跳ね返して今も独立の道を歩んでいます。ところが、一昨年Uターンした私の郷里... -
未来への希望をみる思い
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「小さな恋の物語 チッチとサリー」は、 背が低いことを気にしているチッチ と、背が高いサリーの恋の物語。昨日、県内の里山で、 チッチとサリー を思わせるカップルに出会いました。北海道出身の二人は、列島を縦断後、東かがわに移り住み、産直カフ... -
Ex-husbandからの電話
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かつて、夫と再婚した後も、娘たちが実の父親(わたしの元夫)と会っていると知って、夫の兄に「異常だ」と言われたことがあります。十年余り前のことだったでしょうか。世間の人はこんなふうに解釈するんだと思いました。わたしの両親も離婚しています... -
君たち、やるじゃないか。
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新型コロナの流行初期に、「素人は黙ってろ」ということがいわれました。よく知りもしないことを、つべこべ言わず、黙って専門家に任せておけというわけです。それと同じで、わたしは、ネットゲームのことをほとんど知りません。知らないし、やったこと... -
「大河ドラマ」を生きましょう
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2020年という年を4つに割って眺めてみると、まず1つめで新型コロナに遭遇し、2つめでは「緊急事態宣言」を経験。 総理大臣が交代した3つめの期間には、 豪雨被害とともに陽性者増の二度目のピークを迎えました。経済はといえば、1年前の消費増税で庶民の... -
「自助論」都合のいい解釈?
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去年7月、選挙の前の朝日新聞にこんな見出しがありました。「 この貧困、自己責任だもの 格差認め自民支える若者たち 」と題したそれは、コロナ前には既に、若者の間に自己責任論が浸透していたことを伝えています。「自助」という言葉は「自己責任」と... -
ささやかな人生の宿題
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今日で9月も終わり。9月30日といえば、今年の四分の三が終わる日で、コロナ騒動に翻弄されている間も、ときは容赦なく流れ続け、決して待ってはくれないということを突きつけられる思いです。昔、2代目桂枝雀という落語家がいて、何という演目かは知りま... -
時間的な制約を生きる
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昨日は、夫の母の命日でした。夫の母が亡くなって、半年余りで今度はわたしの父が逝きました。さらに2年後には夫の父が。いずれも、長寿をまっとうしてくれたものの、遺されたものにとっては早すぎた別れ。わたしの机の上には、懐かしいいくつかの遺影が...

